シラフですが何か?

波乱万丈超絶雑記ブログ

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【美容師、アシスタントを辞めたい人】カット専門店に就職し人生が変わった体験談



こんにちはジャギ丸です、休みない仕事ヤダヤダという声が良く聞こえる日本ですが自分の知らない業界の仕事の話ってちょっと興味ありますよね(ゲス顔)


今回はこのブログ始まって以来、初めて仕事の話題、僕の働く美理容業界でも少し特殊な立ち位置となるカット専門店での仕事の話です






美容師、理容師の違い



この話を行う前にまず、知らない方が多いと思われる「美容師」「理容師」という職業について簡単にご説明をさせてもらいます


現在これから説明するカット専門店等の登場で在正直定義が曖昧となってきているのですが、元は大昔男性と女性で完全に髪を切る場所を区別する為、別々となった資格


美容師が主にパーマやヘアメイク、着付け等で容姿を美しくする事を業務とする職業


理容師が主に顔剃りや刈り上げで容姿を整える事が目的の業務を行う職業


因みに美容師はブライダル等特別な事例以外、顔剃りを行う事ができません 中には普通に美容師が行う場所もザラに有るらしいですが…


バリカンを扱う刈上げ等は、本当は理容師が専門とする分野ですが美容室に行く男性も増えツーブロック等のオーダーが普通なこのご時世なので今となっては定義が曖昧となっております



一般美容室を挫折した話



元々僕の父が床屋のオーナーであり、お店の横に美容室を作らないかという話で夢を抱き高校を卒業後、近場の美容学校へ


一般的に美容師も理容師も免許を取る為には、2年間専門学校へ通うか3年間通信制の学校へ通う事で初めて国家試験である美理容師試験へ受験する資格を得られる


この制度こそが僕らの業界の人出不足の原因で、この専門学校生に通うのが大学と変わらないくらいの金がかかる訳です


卒業したからといってバリバリ人の髪が切れるようなるわけではなく、学校では基本中の基本を触る程度に教えてもらうくらいです、学校が儲けた金は一体何処へ行くのでしょうね(暗黒笑)


そして卒業後、試験に合格し父の知り合いの美容室で下積みへ、就職前に友達同士で現場ですぐ活躍する「シャンプー」の練習をしあい、容量の悪い僕でも出来るだけ即戦力になってやろうとヤル気だけは周りに負けるつもりはありませんでした


そこで待ち受けていたのは、シャンプーだけ教えて最初の数ヶ月で様子を見て容量の良い人間だけを育て、ミスの多い人間は放ったらかしという現実


当時の僕は予約を間違えたり準備を忘れていたり、そりゃ先輩方をイライラさせるプロだったであろう糞野郎でした


指名客の人数と個人の売り上げで給料が変わる歩合制であるスタイリストからして見れば、僕は指名客を逃し給料を減らしかねない核爆弾、当然の如く嫌われ、そんな奴に営業後の自分の自由時間を割いてまで教育したくないですよね


更にそんな信頼の出来ない人間に、自分の大切なお客様に入客させる訳にはいかないので最終的にシャンプーすら仕事をさせて貰えない状況に追い込まれました


アシスタントと言うのはスタイリストに仕事を貰わなければ、どんなに忙しかろうが立って仕事を見るだけの惨めな1日を過ごさなければなりません


こうして振るいにかけられ、使えないアシスタント認定されてしまい、父の紹介の為辞めるに辞めれず、鬱病状態で更に仕事のミスが増えるというデススパイラルに陥り1年半が経過


今考えれば色々打開策が有ったような気がしますが、鬱病って怖いですね、当時は全て悪い方向にしか物事を考えれませんでした


周りから給料泥棒扱いされ続け、そして美容室のオーナーに低料金の方が向いてるのではないかと、辞めるよう促され遠回しにクビとなった僕の美容室人生は幕を閉じました


結果的に言えば1年半という時間は少し長く無駄にしましたが、仮に技術を手にしても超繊細な女性客指名をガシガシ取るようなカリスマは僕には無かったでしょう



1000円カットとの出会い



ばっちり親の顔に泥を塗ってしまった僕は、2週間程のスーパーニートタイムで病んだ精神を回復させ、これ以上迷惑は掛けれまいと実家の近くにオープンした1000円カットへ面接へ行きました


父の店の従業員の話で、低料金のサロンは超が付く程人手不足なのは知っておりました


そりゃそうですよね、大半の美容師になりたい人は好きな髪型で好きな服を着て、高級感あふれるお洒落な職場で働き莫大な指名客を取るカリスマ美容師に憧れ一般企業より遥かに年収が低いのを覚悟で美容学校へ入る訳ですから、全く逆である1000円カットに魅力を感じて入る人間はごく少数でしょう


面接を受けた場所も人手不足の例外では無く、20代前半の僕は会社では珍しい存在で歓迎されました


入った1000円カットは低価格のカラーも行なっており、毎日大人数のお客さんが来る割には少人数体制の為、店内は猫の手も借りたい状態で大量に出る洗い物等何も出来ない僕でも沢山の仕事があります


このような低価格のお店は券売機で支払いをしたお客さんを、ランダムに手の空いたスタッフが担当するシステムの為、基本指名ができません


つまりスタイリストも指名客が増えようが給料は変わらないので、正直あまりこういう事を言ってはいけないのでしょうが、失客してもクレームにでもならない限りは痛手にならない上


未来のある人間にどんどん仕事を覚えて戦力になって貰った方がよっぽど助かるので、そりゃガンガンお客さんに当たらせて仕事をさせて貰えました


高価格の美容院と違い、ほぼ男性客と年配の方ばかりで神経質なお客さんがいない事は無いのですが極少数なのも成長出来た要因の1つでしょう


また券売機制とカラーとカットのみというシステムのお陰で、予約も無く失敗する程仕事は複雑では無く前の店のような人間関係の悪化も起きません


更にこのような形態のお店は、基本営業中でもお客さんの少ない日なら影で練習出来る所が多く、オープンしたばかりで平日は数時間お客さんが来ない事も珍しくなかったお店だったので店長につきっきりでゴリゴリ練習出来ました


1年半放置プレイだった僕にとって、練習を見て貰えガンガン入客させて貰える環境は、当時は本当に嬉しくて嬉しくてしょうがなかったですね


またカット専門店系統のお店は、男性女性、子供からお年寄りまで幅広い世代が来るので全ての髪型を切れるようにならなければなりません


お店によってかなり差が出ますが7割近くが男性客で、刈り上げやスポーツ刈り等理容師色が割と強い業界になるので


美容師さんの場合、一般的な美容室でカット経験を持っていても女性の髪型とは切り方が全く別物になる理容の技術を身につける為、また練習が必要となります


このお店は店長とは別に、元美容室出身のおじさんとパートの方が何人か元々居て3人同時に営業中学校のように店長から男性の技術を習っておりました


大きな会社になるとウィッグ(練習用生首)が無料で支給される場所もあるのですが、此処では各自で買わなければならなかったので出身の美容学校へ行き廃棄処分する為のウィッグを大量に貰っては全員で練習し費用を浮かせます


元々給料の少ない美容師に、このウィッグ代も馬鹿にならず普通の美容室でもお客さんに入れるようになるまで何十万という金が掛かります、そりゃ人手不足になる訳ですよね


本来美容室ではカットモデルという練習台を探し出し何十人か切る試験を合格する事によりスタイリストとしてデビューする所が大半なのですが、低価格サロンは実戦から学び取ります


一人一人生えグセや頭の形が違うのでウィッグで練習できない所は経験がモノを言う部分もあり、割とクレームの少ない学生等のお客さんから入客させてもらい一番需要のある男性客のカットを覚え始め徐々に戦力になって行くのを身をもって感じ始めていきました


ここの会社ではチェーン店で別の店舗に応援という形で出張する事もあり、年月の長い売り上げが上がってるお店で、クレームの少ない層のお客さんも低料金の為ガンガン来店されるのも成長できた要因でしょう



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半年程経過し問題が発生



仕事を覚えるのに連れて、徐々に多数の問題点も発生していきます


まず基本同じお店に居たおじさんですが、この人が中々男性のカットを覚えれず苦戦しておりました


僕とパートさんは日が経つに連れて入れるお客さんの数が増えていきます、これをよく思って居なかったようで「女性客は店長と私の仕事」と言い始め、女性客に入客し始めた僕は陰でグチグチ文句を言われ始めバッシングの的になっていきます


それと同時に家から20分程度だった職場が、片道一時間半程掛けて別の店舗に応援に行く事が半月ほど増えた上、ガソリンは実費で給料は入ったばかりの時と全く変わらず徐々に給料が交通費で減り始めました


応援先の店舗は雨漏りする程で、この平成とは思えない建物の古さであり此処では書けないのですが色々と酷いものだった


そして給料に影響するスタイリスト試験も、明らかに経費を浮かせる為不合格を出してる感が凄く大きな不満ばかりが積もっていきます


更にカラーによる手荒れが深刻化、お店が忙しくなるとどうしても店長がカットし、おじさんやパートさんがカラーやドライという流れが生まれるので一番下っ端の僕はシャンプーをし続ける事になる為、数が多すぎる低料金の仕組みに僕の皮膚が耐えれなくなってきました


あともう少し働けばカット専門店で必要な技術は、まだまだ未熟なものの十分戦力になる事は周りの反応から、自分でも感じ始めていました


前の職場や学生時代のバイトでお前はこの先社会に出て通用する人間じゃないぞと言われ続けていたカスでしたが、店長や周りの環境のおかげで此処まで成長出来たと思います


ハネ品のような僕を拾ってくれた会社にも感謝はしてますが、此処では何時迄もずっと働くべき場所ではないと会社の不遇を嘆く先輩が余りにも多く、更に父は晩婚で歳も歳の為何時迄も現役で働ける訳ではありません、本人からもこの時点で精々後5年だろうと語っていました


平均年収も休日日数も苦労する割にクソですがこの業種の旨味は基本何処も人手不足で技術と経験があれば働く場所には困らないという所、所謂手に職ってら奴ですか


父が敷いたレールから完全に外れた今、今の会社である程度技術を取得したら会社を移し、手荒れ解消も兼ねてカット限定のお店へ身を移し更に数をこなし腕を磨き


それと同時に貯蓄しプライベートではバイクが大好きで、どうしても成し遂げたかった事2つ


「バイクで北海道一周」「ハーレーに乗る」


そしてもう1つ、本当は16歳このころから憧れていたが、最初の美容室送りの話になり諦めていた東京に住むという「上京」という3つの夢を掲げ二つ目の店を後にする


店長はもっと広い世界を見てこいと送り出してくれた、本当にあの方には感謝してもしたり無い


僕は車はずっと所持せず専門卒業前にバイトを掛け持ちしながらも貯めた金で購入したドラッグスターというバイク乗っていた、美容室時代の辛い時も乗っている間は仕事の事を忘れれたのでコイツに助けられた部分がある


北海道はバイクに浸かり込んだ方なら死ぬ迄には走りたい聖地、老後に行くべきという意見も聞こえるだろうが逆に問おう、どんな人でも、いつ死んでもおかしくない貴方は数年後確実に生きている保証はあるのかと


数年後には、いや明日には交通事故や大いなる自然の大災害で死ぬという確率は、どんなに金持ちだろうが貧乏だろうが確率はゼロでは無い


僕等も人間社会に揉まれながらも、あくまで地球上に存在する生物の一員に過ぎず必ず死というものが何時か訪れる


特に一握りの人間以外、ひたすら滑車を回すハムスターの様に仕事をし続けれなければ生きていけない此処日本、本当に仕事の事以外考えれない方々も居るだろうが、人はいつ死ぬか分からない、俺はやりたい事が出来る時に挑戦したい、もうやらずに後悔はしたく無い


本当は日本一周を決行したかったが、予算と現在の仕事が辞めれるのが8月末という問題があり、せっかく身につけた技術も期間が空きすぎるとブランクとなる


ピアノの演奏者の手やや体操選手の柔軟の様に、僕らの技術も何もしない期間が少しでも開くとどんどん腐っていってしまう


そこで猶予は1ヶ月と決め、ある程度技術を取得した後会社を退職、9月いっぱいを旅する事を決行し予算15万で無事達成する事が出来た、今でも当時の話を周りにすると羨ましがられる程大切な思い出となった


こうして考えると大半の日本人は、いつかやりたい事をズルズル引きずり一生を終える方が大半ではないかと感じされる、怖い時代ですね




北海道を旅した後、近所の某カット専門店へ就職、此処でもやはり人手不足の影響か歓迎された


まだ未熟過ぎる自分の腕で通用するか不安だったものの、予想通り来客数も前の会社の比じゃ無くカラー等余計なメニューが無い為、カット一本に集中でき会社で認められるのも其処まで時間はかからなかった


待遇も美理容業界では珍しくボーナスも有り、遥かに良い環境で働ける事になり、車も所持していないのでアメリカンバイク乗りの憧れであるハーレーを維持する目処が立ち無事納車


基本的にカット専門店は技術者と会社に認められれば普通の美容室よりはるかに良い待遇で働ける会社が多い


今の所車も持っていないので問題なく維持できている




最後に



僕はこの記事を書いた2ヶ月後最後の挑戦「上京」に挑む


16歳の頃から憧れ続けていたが、父の敷いたレールを歩むと決めていたので諦めていたが、自由に行動が可能な今ならチャンスがある


最初の美容室を辞めた時に決意していた事でもあり約3年間の月日を費やして貯蓄、技術、情報を揃えた、やれるだけの事はした、これで上手くいかなくても後悔は無い


この記事を読んで人それぞれの感情を抱くかもしれない、中には負け犬が言い訳を並べて自分を正当化してるカスだと思う方もいるだろう



全くもってその通りです



僕のような出来損ないと違い、自分の信念を曲げず逆境に打ち勝ち上へ上へと上り詰め仕事に全力を尽くしてる方も居る、それも素晴らしい人生だし何より誰が見ても最高にカッコイイ


このページは僕のような挫折した底辺が、幸を求めて這いずり回った結果の記録を書き綴って居るだけなので誰かの役に立つのかは正直よく分からない


ただやらないで後悔するより、やって後悔したい、周りの先人達も忠告してるのでは無いだろうか?


管理人が個人的に好きな曲でUVERworldの「PRAYING RUN」という曲がある


J◯SRACが怖いのでYouTubeが貼れず 笑


全部やって確かめればいいだろ


この曲で何度も繰り返すこのフレーズが大好きで、気づけば自分にいい気かける様に聞いている


散々「お前は何処に行っても通用しない」と言われながらも、こうして夢を抱き挑戦する事まで出来ているが、カット専門店という業界がなければ、本当に何処も通用せず路頭を彷徨っていたかもしれない


また此処まで来れたのも、初めて技術を習った店長を初め、素晴らしい方々に出会えた運の良さ、そして練習する時間があるお店で勤められたという環境もあるだろう


多忙な店だと営業と指導で疲れ果てた店長の機嫌を損ね、カット専門店業界を後にする人々も噂で耳にして事がある


大先輩方から見れば青二才だが、運良く技術を手にした僕は他にも知らないだけで通用する業界があるのかもしれないが、今はもうこの道しかないと思っている


美容師を辞めたいと思いこのページに辿り着いてる方は、通常の美容室と違い刈り上げのおじさんや短くなれば良いというおばちゃんが大半の客層の世界なので人によって合う合わないが有り、全員に勧めれる訳ではないが、こういう世界も有るんだと僕の経験を通じて知って貰えるだけでも幸いだ


もし同じ道を歩む方が居たのなら、いつか何処かで一緒に仕事が出来る日を楽しみにしております。


そして最後に父と母、家族と挑戦できる環境に心の底から感謝する


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